粂川内科医院

東川口 内科なら【 川口市の 粂川内科医院 】

〒333-0811 埼玉県川口市戸塚2-23-6
TEL 048-294-6833

 

※上記QRコードを読み取ると携帯サイトを閲覧することが出来ます。

川口市感染症情報

脂質異常症について

どんな病気?

脂質異常症とは、血液中の悪玉コレステロール(LDL)や中性脂肪が多すぎたり、善玉コレステロール(HDL)が少なくなる病気です。脂質異常症を放置すると、コレステロールが血管の中に沈着し、血管の中が狭くなり、動脈硬化が進みます。その結果、心筋梗塞や脳卒中などの血管の事故が起こり易くなります。
動脈硬化には様々な生活習慣や病気が関係していますが、脂質異常症は動脈硬化と特に関係が深い病気の1つです。ですので、定期的に採血をして脂質を適正な範囲にコントロールしていくことは、動脈硬化を進ませないためにも大切です。

女性では閉経後より高脂血症の方が急増し、なんと50代以降の女性の2人に1人は「脂質異常症」です。
コレステロールの蓄積を防ぐ女性ホルモンが、閉経後は急激に減るために脂質異常症を発症しやすくなります。
治療の目的は、「動脈硬化の進行を予防し心筋梗塞や脳梗塞などの血管の事故を予防すること」です。

▲ページTOPへ

脂質異常の診断

空腹時採血で測定したLDL・HDL・中性脂肪の数値により診断されます。

LDL 悪玉コレステロールです。これが高いと動脈硬化が進みやすくなります。
120~139mg/dl= 境界域高コレステロール血症
140mg/dl以上= 高コレステロール血症といいます。
HDL 善玉コレステロールです。これが低いと血管にコレステロールがたまって動脈硬化が進みやすくなります。
40mg/dl未満を低HDL血症といいます。
中性脂肪 中性脂肪が高いと動脈硬化が進みやすいと考えられ、極端に高いと急性膵炎を起こすこともあります。
150mg/dl以上を高中性脂肪血症といいます。

▲ページTOPへ

なぜ脂質異常症はおこる?

遺伝や他の病気が原因ではない脂質異常症は、食べ過ぎや飲みすぎ・肥満や運動不足などが原因となって発症します。
遺伝や様々な病気・肥満や脂質の多い食事を続けることなどにより、コレステロールの排泄や再吸収システムに支障をきたすと、高LDL血症や低HDL血症を発症します。
LDLコレステロールは高くなると、血管の壁に取り込まれて動脈硬化が進みやすくなります。そのため、LDLコレステロールは「悪玉コレステロール」とも呼ばれています。
一方、HDLコレステロールは、組織に余っていたコレステロールを引き抜いて肝臓に戻す働きをしていますので「善玉コレステロール」と呼ばれています。HDLが少ないと血管の壁にたまったコレステロールを引き抜くことができなくなり、動脈硬化が進みやすくなります。
また、食事から得たカロリーのうち、使いきれずに余ったものは肝臓で中性脂肪になり血液中を移動して皮下脂肪や内臓脂肪として蓄えられます。よって、食べ過ぎ・飲みすぎ・運動不足でエネルギーが余りすぎると中性脂肪が高くなります。

▲ページTOPへ

なぜ治療が必要なのでしょう?

LDLや中性脂肪が高かったり、HDLが低かったりすると、動脈硬化が進む結果、脳卒中や心筋梗塞などの血管の事故を起こしやすくなります。
しかし、脂質を適正に管理することでこれらの発症リスクを減らせることが様々な研究から判っています。脂質異常症そのものには殆ど自覚症状はありませんが、御自身の持っている合併症やリスク因子の多さにより推奨されている治療目標値に管理することが大切です。

▲ページTOPへ

脂質異常症の治療目標値は?

脂質異常症の治療の目的は動脈硬化の進行を抑え、脳卒中や心筋梗塞などの血管の事故を予防することです。動脈硬化を来す要因は、加齢・高血圧・糖尿病・喫煙など、脂質異常症以外にもあり、あてはまる危険因子の数が多いほど血管の事故を起こしやすくなります。
年齢・性別・合併症の有無・血圧・喫煙の有無・家族歴などから、治療の目標値は個々人で変わります。診察時に結果をもとに目標値をご説明しますので、お尋ねください。

▲ページTOPへ

食事療法のポイント

□糖質を多く含む食べ物・コレステロールを多く含むもの・動物性脂肪(バターや生クリーム等)を多く含むものの摂りすぎに注意しましょう

□食物繊維を多く摂りましょう
腸からのコレステロールの吸収を抑える働きがあります。食物繊維は1日あたり25g以上の摂取が勧められています。
野菜・海藻類・キノコ類・コンニャクなど

□ビタミンを積極的にとりましょう
ビタミンC・E・カロテンなどには動脈硬化を防ぐ作用があります。

□蛋白質としてはお肉よりもお魚を
長寿国として日本は注目されていますが、同じ日本人でも魚を毎日食べる人の方が心臓病は少なくなる傾向にあります。
お肉に含まれる動物性脂肪は摂りすぎると、悪玉であるLDLコレステロールを高くします。しかし、魚に含まれるEPAやDHAは中性脂肪を下げる働きがあります。同じ「あぶら」ですが、お肉とお魚では脂質に対する作用が異なります。積極的にお魚をとるようにしましょう。

▲ページTOPへ