粂川内科医院

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川口市感染症情報

高尿酸血症について


尿酸とは

体の細胞の新陳代謝により生じる物質でエネルギーを消費した後にできる老廃物です。
尿酸は毎日体内で作られ腎臓から尿中に排泄されます。

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高尿酸血症とは

血液中の尿酸が多い状態です。食べ過ぎや飲みすぎなどで生活習慣が乱れると、尿酸の産生と排泄のバランスが崩れて尿酸値が高くなります。
尿酸値が7mg/dlを超えると、血液中に溶けきらない過剰な尿酸塩が結晶化し関節内に付着します。
そして、その結晶が剥がれおちると激しい関節炎=痛風発作をきたします。高尿酸血症は、初めは自覚症状がありません。
しかし、放置すると血液中の尿酸が溶けきれず結晶となり関節や腎臓などに沈着し痛風発作や腎障害、尿路結石等を引き起こすことがあります。
また、高尿酸血症の人は、高血圧や脂質異常症などの他の生活習慣病を合併しやすく、心疾患や脳卒中を起こしやすいこともわかってきました。(高尿酸血症の人は、尿酸正常値の人と比べ、心疾患や脳卒中を起こす人が3倍多いことが報告されています)
高尿酸血症と言われたら、痛風発作や腎機能障害、尿路結石にならないためだけではなく心疾患や脳卒中のリスクを下げるためにも生活習慣の見直しや尿酸値の管理が必要です。
なお、成人男性の5人に1人は高尿酸血症といわれています。30-50代での発症が多い傾向にあります。

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痛風とは

尿酸の結晶が剥がれおちて生じる発作性の関節炎です。
痛風発作の約半数は足の親指の付け根に痛みを起こします。その他、足の甲や踵、膝関節などに生じることもあります。
患部は赤くはれて数日間激痛が続き、2週間前後で改善します。
しかし、痛みがひいても関節に尿酸の結晶がある限り再発するおそれがあります。
よって、発作が落ち着いた後に尿酸値を適切に下げる治療が必要です。

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どんな人が痛風発作を起こしやすいの?

下記の方は要注意です。

お酒や砂糖入り清涼飲料水をよく飲む

プリン体の多い食品をよく食べる

肥満

水分をあまり摂らない

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治療について

高尿酸血症は生活習慣病ですので、治療の基本は生活習慣の改善です。
つまり食生活の見直しや節酒、運動不足の解消などです。
尿酸値が8mg/dl未満で痛風発作の既往などがなければ生活習慣の見直しをして様子をみます。
尿酸値8mg/dl以上の場合、合併症の有無などから薬物治療の開始を検討します。
尿酸値9mg/dl以上の場合、痛風発作や合併症をおこす可能性が高いため、殆どの場合薬物治療が開始されます。

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日常での注意点

水分を多く摂る
尿量が多いと尿酸が溶けやすくなります。
但し、心臓疾患や腎臓疾患など、水分制限が必要な方や他疾患で治療中の方は主治医と御相談下さい。

尿をアルカリ化する食品(海藻や野菜など)をとる
尿酸は尿に溶けた状態で排泄されます。
中性~アルカリ性の尿には溶けやすい性質があります。(尿酸が高い人が動物性蛋白質を過剰摂取すると尿が酸性に傾いて尿酸が溶けにくくなり、尿酸がたまり易くなります。尿をアルカリ化させるような食品を積極的に摂取して尿のpHを適正に保つように心がけましょう)

標準体重を保つ
肥満を解消すると尿酸値は改善します。

カロリーを摂りすぎない
尿酸のもとになるプリン体を多く含む食品(レバー・干物・白子・エビ・カツオなど)や高カロリーの食事は要注意です。
ショ糖や果糖を多く含む清涼飲料水やアイスなどにも摂りすぎないように注意しましょう。

お酒は控えめにする
アルコールの飲みすぎはそれ自体が尿酸値をあげるとともに尿酸の排泄を抑制します。
また、アルコールの利尿作用により脱水に傾くと尿酸値が上がり易くなります。
ウイスキーや焼酎はプリン体は少ないのですが、アルコール度数が高いので適量にとどめて下さい。
適量とは、日本酒なら1合/日まで、ビールなら500ml/日まで、ウイスキーなら60ml/日まで、ワインなら180ml/日まで、焼酎お湯割りなら1杯/日までです。

適度な運動をする
運動することで肥満やストレス解消につながります。
但し、息ごらえをするような無酸素運動(短距離のダッシュやベンチプレスなど)や激しい運動は痛風発作を誘発することがあります。
ウオーキングなどの有酸素運動がおすすめです。

定期的に検査を受ける
薬で加療中は薬の効果や副作用をチェックするために定期的に尿酸値や肝機能等を検査しましょう。

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